阪神・佐藤輝 92打席ぶり24号で100安打!新人本塁打単独7位 最終戦勝って待つ!最短V29日

[ 2021年10月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7ー2広島 ( 2021年10月24日    マツダ )

<広・神>2回1死一、三塁、佐藤輝は右越えに先制3ランを放つ(投手・九里)(撮影・大森 寛明)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が24日の広島戦で待望の66日ぶり24号を放った。2回1死一、三塁で苦しんできた内角高め直球を右翼上段へ。8月19日のDeNA戦以来、実に92打席ぶりのアーチだった。2分けを含む4連勝と今季最多を更新する貯金22に貢献。ヤクルトはマジック2に前進しても、奇跡の逆転優勝への号砲は確かに鳴った。

 広島の秋空に伸びた圧巻の放物線の先に逆転優勝の夢が見えた。65日もの間遠ざかっていた待望の一発。何より勝利に直結したことが、佐藤輝は心の底からうれしかった。

 「(ヒーローインタビューが)久々だったので余計緊張しましたけど、ヒーローになれることほど、うれしいことはないな…と思います」

 2回1死一、三塁の先制機。3球で追い込まれても頭の中は整理されていた。「相手の攻め方もだんだん分かってきているので、頭に入れながら」。そして、5球目だ。徹底して攻められてきた内角高めの直球を一閃(いっせん)――。

 鈴木誠が一歩も追わない完璧な打球が、右翼席上段へ飛び込んだ。「久しぶりだったので、すごく気持ち良かった」。余韻をかみしめるようにバットを置き、ダイヤモンドを一周して久々の「Zポーズ」がさく裂だ。

 「今日終わって残り1試合で、ちょっと遅すぎますけど…。本当に負けられない戦いなので、その中で打てたのは良かった」

 節目の100安打目が新人歴代単独7位となる24号。6回は四球を選び、8回は右前打で追加点を呼んだ。マルチ安打と3出塁も本塁打と同じ8月19日以来で、矢野監督も「今後のことも考えて輝が打ったということも明るい材料の1つ」と目を細めた。

 苦しんだ夏を越え、いまは秋まっただ中。東京五輪で中断したころから「暑さから解放されて、全てが楽しくなるというか。暑かったら食欲もなくなるだろうし、睡眠もしっかり取れるような気がする。いい季節になる気がします」と待ち望んでいた。ヤクルトと激しく優勝を争う猛虎に足りなかったものが佐藤輝のアーチに他ならない。後半戦はやっと4発目。20発を数えた前半戦は首位を快走したように劇的な終幕へ“条件”はそろった。

 ナイターで勝ったヤクルトは優勝マジック2へ前進。勝率7厘差で26日の中日とのレギュラーシーズン最終戦を迎え、最短優勝は29日になった。「ヤクルトの結果とかじゃなく、自分たちの試合にしっかり集中して、あと1勝絶対にしたい。甲子園でみなさんにいい姿を、いい結果を届けられるように」。勝利の先に栄光があると信じ、最後まで戦い抜く。(阪井 日向)

 《頬緩める父》佐藤輝の父・博信さん(54)は愛息の66日ぶりの一発に「今日は使ってもらえれば打ちそうな予感はありました!100安打目がホームラン、持ってるんかな?」と頬を緩めた。数々の記録を残し続けてきた1年目も残り1試合。「もちろん優勝が目標だと思いますが、親としては最後までけがなく1打席でも多く打席に立ってもらいたいです」と願っていた。

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