第2戦は全パが雪辱 2年ぶり球宴は1勝1敗 楽天勢が躍動!MVP島内、2度の勝ち越し打で3安打3打点

[ 2021年7月17日 20:36 ]

マイナビオールスターゲーム2021第2戦   全パ4―3全セ ( 2021年7月17日    楽天生命パーク )

<全パ・全セ>8回1死一塁、島内は適時二塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 全セの先勝で始まった「マイナビオールスターゲーム2021」は17日、楽天生命パークに舞台を移して第2戦が行われ、全パが3安打3打点の島内宏明外野手(31)を筆頭に楽天勢の活躍で4―3と勝利。2年ぶり開催となった球宴を1勝1敗で締めくくった。島内は最優秀選手賞(MVP)に選ばれ、賞金300万円を手にしている。

 全パは3―3で迎えた8回、先頭の小深田(楽天)が全セ6番手の広島守護神・栗林から四球を選んで出塁。1死後、島内が右翼線二塁打を放って4―3と勝ち越し、これが決勝点となった。島内は1―1で迎えた3回にも右前2点適時打を放っており、初回の中前打も含め3安打3打点の大活躍となった。最終回は楽天守護神・松井がわずか4球で3者凡退に打ち取り、試合を締めくくっている。

 全セは2回、2試合連続スタメンとなった佐藤輝(阪神)が全パ先発左腕・宮城(オリックス)から球宴史上ルーキー5人目となる一発を左翼席に叩き込んで1点先制。だが、全パはその裏、杉本(オリックス)が全セ先発右腕・柳(中日)から左中間スタンドに一発を即座にお見舞いして試合は1―1の振り出しに戻った。

 すると、全パは3回、2番手右腕・森下(広島)から甲斐(ソフトバンク)、荻野(ロッテ)の安打などで1死二、三塁とし、島内の一、二塁間を抜ける右前2点適時打で3―1と勝ち越し。試合はその後、膠(こう)着状態となった。

 全セは1―3で迎えた7回裏の守備で、5番手右腕・山崎(DeNA)が代打・吉田正(オリックス)、杉本(オリックス)に連打され、失策も絡んで無死一、三塁のピンチ。続く栗原(ソフトバンク)の打球は二ゴロとなった。山田(ヤクルト)が捕球してバックホーム。捕手の梅野(阪神)が吉田正の代走に出ていた三走・松田(ソフトバンク)を三本間で挟み、タッチアウト。挟殺プレーの間に一走・杉本は三塁を陥れた。だが、三塁セーフの判定に全セの原監督がベンチを出てリクエストを要求。審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆り、杉本はアウトに。一気に2死となり、結局、失点を許さなかった。直後の8回には菊池涼(広島)、坂本(巨人)の代打攻勢が当たり、2人の連打に敵失も絡んで1点差とすると、代打・マルテ(阪神)が同点打。3―3と試合を再び振り出しに戻したが、最後は栗林が力尽きた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月17日のニュース