昨秋大阪府大会3位の山田 初戦はヒヤヒヤ発進 10回2失点完投のエース坂田が犠打で決勝打誘発

[ 2021年7月17日 05:30 ]

全国高校野球選手権大阪大会1回戦   山田3-2大商学園 ( 2021年7月16日    南港中央 )

<大商学園・山田>10回2死二塁、勝ち越しに喜ぶ山田ベンチ山田(撮影・後藤 正志)
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 初戦でつまずくわけにはいかなかった。昨秋府大会3位で大阪の公立校として26年ぶりに近畿大会へ出場した山田が9回の土壇場で追いつき、延長10回2死二塁から「7番・三塁」の石橋和史が決勝の中前適時打を放って試合を決めた。10回2失点完投となったエース右腕・坂田凜太郎が直前に犠打で拡大した好機。「つないでくれたので応えようと思った。ホッとしました」と笑みを浮かべた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月の春季府大会後、実戦ができたのは今月12、13日のみ。満足に試合もできなかったが、選手間ミーティングを多く開くなど、気持ちを切らさないよう努めてきた。「26年ぶりができたので、31年ぶりも頑張ります」と金子恭平監督。90年の渋谷以来となる公立校の夏の頂点だけを見据えた。 (北野 将市)

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