飛ばす怪物のソフトバンク・柳田も興味津々 阪神・佐藤輝は「何であんな飛ぶんか。凄い研究しています」

[ 2021年7月17日 05:30 ]

マイナビオールスターゲーム2021第1戦   全パ4-5全セ ( 2021年7月16日    メットライフD )

<全パ・全セ(1)>5回1死一塁、柳田は左前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 「マイナビオールスターゲーム2021」は16日、メットライフドームで第1戦が行われ、全セが全パを5―4で下した。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で史上初の中止となり、2年ぶり開催となった夢の球宴。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)は「1番・中堅」で先発出場し、5回に左前打を放った。阪神の怪物新人・佐藤輝明内野手(22)の打撃を研究するなど、球宴ならではの収穫も得た。

 柳田にとって18年以来、3年ぶりとなる球宴の舞台。「1番・中堅」で先発出場し、5回1死一塁で左前打をマークした。“夢の競演”が実現したのは7回の守備から交代した後だった。阪神の佐藤輝とテレビインタビュー。10歳年下の怪物ルーキーと掛け合いを見せた。

 佐藤輝 (柳田の)動画を見させてもらっています。
 柳田 見てます、サトテル見てますねー。
 佐藤輝 もう雲の上の存在で勉強するところばっかりで。
 柳田 いやいや、言い過ぎ。リップサービスと分かっているけど、でも本当に何であんな(打球が)飛ぶんかと。凄い研究しています。

 桁違いの飛距離でファン魅了する2人。柳田は22本塁打でパ・リーグトップを走り、佐藤輝は阪神では69年の田淵以来52年ぶり2人目になる新人の20本塁打をマークした。柳田は試合前の本塁打競争から佐藤輝の打球をチェック。「超一流選手が同じチームで戦うので刺激になり、楽しかった。やはりオールスターは最高」と振り返った。

 柳田は5月下旬から始まった交流戦前にも佐藤輝との初対面を前に動画で打撃をチェックし、興奮を抑えられずにいた。「見ていて面白いし、一野球ファンとしても、全部が凄いと思いますよ」。佐藤輝は4打数無安打2三振に終わったが、結果を恐れない力強いスイングから改めて凄みを感じていた様子だった。

 この収穫を東京五輪の日本代表、さらに現在リーグ4位と苦戦しているチームに還元する。その前に見せ場がある。きょう17日の第2戦では本塁打競争に登場。一目置くルーキーから吸収したものをさっそく発揮する機会だ。

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