全セが球宴30年ぶり犠打!史上初申告敬遠&押し出しで第1戦は決着

[ 2021年7月17日 05:30 ]

マイナビオールスターゲーム2021第1戦   全セ5ー4全パ ( 2021年7月16日    メットライフD )

<全パ・全セ>9回無死一、二塁、中村は一犠打を決める(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 全セは4―4の9回に球宴では91年の全パ以来30年ぶりの犠打を絡めて勝ち越した。

 無死一、二塁から中村(ヤクルト)が一塁側に転がして好機を拡大。全セでは35年ぶりで、原監督は「根底にあるのは勝利を目的とすること。中村君が犠牲心を持ちながら」と語った。全パ・工藤監督も次打者の近本を球宴史上初の申告敬遠で応戦。「勝負となれば負けたくない。満塁の方が守りやすい」と振り返ったが、2死満塁で中野が益田から押し出し四球を選んで勝ち越した。

 《91年伊東勤以来!!中村送りバント》中野(神)が9回に決勝の押し出し四球を選んだ。球宴の押し出し四死球は09年第1戦の里崎(ロ)以来12年ぶり9人目。新人では初めて。また押し出し四球が決勝点となったのは72年第2戦のジョーンズ(南海)以来49年ぶり2度目だ。

 中村(ヤ)が9回無死一、二塁から送りバント。球宴の犠打は91年第2戦の伊東勤(西)以来で、セでは86年第2戦の達川光男(広)以来。ヤクルトでは80年第1戦の若松勉以来41年ぶり。

 ▼全セ・原監督 2年ぶりなんですけれども、非常に懐かしく新鮮に感じた。一人一人がオールスターの舞台を楽しむことができた。コロナとも闘い、そして前に進んでいく。

続きを表示

2021年7月17日のニュース