プロ注目右腕・九国大付の山本が8回10K1失点、最速は146キロをマーク

[ 2021年7月17日 20:55 ]

全国高校野球選手権福岡大会4回戦   九州国際大付5―1九産大九州 ( 2021年7月17日    北九州市民 )

<九産大九州・九州国際大付>10奪三振の力投で8回1失点に抑え、勝利に貢献した九州国際大付の山本大揮
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 九州国際大付が九産大九州を振り切り、5回戦に駒を進めた。今秋ドラフト候補右腕、山本大揮投手(3年)が8回7安打1失点(自責0)と好投。球速は自己最速タイの146キロをマークした。

 右脇腹痛が治り、今大会初先発となった右腕は、初回から140キロ台の真っ直ぐを次々と投げ込んだ。カットボールも有効に使い、奪った三振は10個。「初回に飛ばしすぎた。次はペース配分を考えます。思ったより三振が多くて、球数が多くなってしまった」と苦笑いした。

 5回に味方の失策もあって失点し、1点差に迫られたが、「制球が乱れていた。次の回から立て直すことができた」と修正した。打撃でも2回1死二塁で右前に先制適時打と、まさに大車輪だ。

 9回には、坂木康正(3年)が「9番左翼」での大会初スタメン抜てきに応え、1死三塁でだめ押しの右翼線適時三塁打。「外の真っ直ぐ。走者を進める気持ちだった」と笑顔だった。

 采配が当たった指揮官は、故障が癒えた山本を投手陣の軸に据えることを明言。「まだ10試合ありますから。高い目標を持ってやっている」と、福岡大会後の甲子園での試合まで見据えている。まずは完全復調したエースで福岡制覇を狙う。

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2021年7月17日のニュース