熱海・佐久間 土石流被害の地元に野球で元気を!初戦敗退も“諦めない姿勢”見せた

[ 2021年7月17日 17:19 ]

第103回全国高校野球選手権大会 静岡大会2回戦   池新田 13―1 熱海・佐久間 ( 2021年7月17日    島田 )

<池新田―熱海・佐久間>熱海・佐久間は初回2死二、三塁で田辺が左前適時打を放つ
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 佐久間との合同で出場した熱海は、6回コールドで初戦敗退に終わったが、最後まで諦めない姿勢で地元の激励に応えた。

 今月3日午前の練習中に、市内の伊豆山地区で土石流が発生。野球部関係で大きな被害者は出なかったが、校内には被災者がおり、5~7日は休校になった。合同チームの選手は熱海が4人で、佐久間は5人。1人でも欠ければ試合ができない状況で、「野球で地域を元気づけられれば」と強い決意で臨んだ。

 初回に2点を先取されたが、2番・望月拳太遊撃手兼投手が右前にチーム初安打、主将の4番・田辺優太捕手が左前適時打。八木優大三塁手は、中堅手、二塁手も務めて安定した守備を見せ、1年生の日吉裕太中堅手は2番手投手で登板した。

 田辺は、応援に感謝しながら「(適時打は)気持ちで打ちました。最後まで声を出し続けることができました」。古谷田辰徳監督(42)は試合後、感極まった表情で「選手はよく頑張りました」と声を震わせた。

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