首位でも必死さを失わない阪神・矢野監督「余裕は全くというほどない」　佐藤輝には後半戦の「課題」を

セ・リーグ   広島ー阪神 （ 2021年7月4日    マツダ ）

阪神・矢野監督
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　毎日放送の広島戦テレビ中継に先立ち、阪神・矢野監督の事前収録のインタビューがオンエアされた。

　前半戦総括の形での質問に対して、矢野監督は「順調かと言われると、そうでもない。みんなでやってきた中で、この貯金があるけど、うまくいかないこともたくさんある。日々意見を出し合ってやっているけど、余裕というのは全くと言っていいほどない。それでもボクは野村監督とか星野監督のように高い位置にいる監督じゃない。選手と一緒に戦っていく。それはこれからもやっていく」とブレずに頂点を目指す姿勢を強調した。

　ルーキー佐藤輝については「魅力があるし、勉強熱心なのもテルの魅力。一方でこれから本当に日本を代表するバッターになるためには改善しないといけないところもある。しっかり振ることを消さずに、小さいスイングでも飛ばすという取り組みをやっていければ」と後半戦の課題を明らかにした。

　ファンからの「どのピースがはまればチームは完成するのか」の質問には「そういう考えはない。1年間は長いし、誰かがというより、チーム力が一番大事。波はあるし、下のときにいかに我慢できるかがポイント」と今がその時期だと示唆していた。