神村学園 ドラフト候補の左腕・泰、オール直球で3回無安打無失点!阪神、中日スカウトも評価

[ 2021年7月4日 20:16 ]

第103回全国高等学校野球選手権 鹿児島大会1回戦   神村学園17―1吹上 ( 2021年7月4日    平和リース球場 )

<神村学園・吹上>好投した神村学園の泰
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 鹿児島大会は1回戦の6試合が行われた。昨夏の独自大会も含め夏3連覇を目指す神村学園は今秋ドラフト候補で最速148キロ左腕の泰勝利(たい・かつとし)投手(3年)が先発し、3回無安打無失点と好投した。

 この夏にかける思いを初回からボールに込めた。打者11人に37球オール直球勝負。この日の最速は自己最速にあと2キロと迫る146キロ。140キロ台の直球を連発した。「ヒットを打たれるまで直球でいこうと決めていた」。先月に自己最速をマークした勢いある直球で寄せつけなかった。

 プロ志望の左腕を目当てに3球団が視察。3人態勢だった阪神の前田忠節スカウトは「直球に切れがあった」と評価。中日の三瀬幸司スカウトは「春に比べ球速が上がっている」と直球の進化を感じていた。

 泰は奄美大島の瀬戸内町出身。島育ちの快速左腕は「どの試合もしっかり100を出せるように」と力を込めた。

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2021年7月4日のニュース