ダルビッシュ 今季3敗目 粘投も6回につかまる 悪天候で開始遅れ、45分中断

[ 2021年7月4日 10:45 ]

ナ・リーグ   パドレス2―4フィリーズ ( 2021年7月3日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・パドレス>パドレスの先発・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は3日(日本時間4日)、フィラデルフィアでのフィリーズ戦で今季17度目の先発登板したが、3敗目(7勝)を喫した。この日は6回を投げ、球数98球。6安打1四球8奪三振、4失点。防御率は2・65となった。チームは2―4で敗れた。

 雨のために試合開始は2時間1分も遅れ、試合が始まってからも4回2死一塁、ダルビッシュが7番グレゴリアスを2ストライクと追い込んだところで中断となり、さらに45分も待たねばならない厳しい試合状況だった。

 パドレスは初回マチャドの2点本塁打で先行。しかし2回裏ダルビッシュは4番ハーパーに初球93・2マイル(約150キロ)の直球を右越え本塁打、一死後6番ホスキンスにも初球93・9マイル(約151・1キロ)の直球を左越え本塁打で同点とされた。ハーパーの本塁打の打球速度は113・5マイル(約182・6キロ)で、スタットキャストで計測するようになった15年以降では、ダルビッシュが喫した最速本塁打だった。

 ダルビッシュは5回までにカーブやカットボールなどで18個の空振りを奪い毎回の7三振を奪う力投。しかし6回に攻略された。一死から3番リアルミュートに2球目93・9マイル(約151・1キロ)の直球を右翼フェンス直撃の三塁打、4番ハーパーに初球82・3マイル(約132・4キロ)のスライダーを右犠飛で勝ち越し点。さらに5番マカチンに2球目94・8マイル(約152・5キロ)の2シームを左前打、6番ホスキンスには8球目、フルカウントからの89マイル(約143・2キロ)のカットボールをレフト左に適時二塁打。ダルビッシュは6回まで投げ2―4で降板、今季8勝目はならなかった。この日の戦績は6回を投げ、球数98球。6安打1四球8奪三振、4失点。防御率は2・65となった。

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2021年7月4日のニュース