足攻!忍者だ ロッテ・藤原、昇格即初回初球安打→二盗→先制ホーム

[ 2021年7月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―3楽天 ( 2021年7月3日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>初回、1死一塁、中村奨の時に一塁走者・藤原は二塁盗塁に成功する(撮影・西川 祐介)
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 まるで忍者だ。初回1死一塁。ロッテ・藤原は2ストライクからセットポジションに入った涌井の一瞬の隙を突き、二塁へ走った。焦った右腕の二塁送球が乱れ、悠々セーフ。中村奨の左前打で先制のホームを踏んだ。

 その初回は「自分の持ち味は初球から振っていくこと」と初球を左前打。1点を追う8回も宋家豪(ソンチャーホウ)の初球を右前に運び、中村奨の逆転2ランにつなげた。昇格即2安打1盗塁で勝率5割に導いた。

 開幕1軍も打率は1割台に低迷し、4月20日の試合を最後に2軍落ち。悩める高卒3年目の外野手を救ったのが鳥越2軍監督だった。「初球から行け」「ノースリー(3ボール)でも振れ」と口酸っぱく言われ、本来の積極性を取り戻した。

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