DeNA三浦監督「一つ勝ったことによってまた流れも変えられる…大きな1勝」今季12戦目で巨人戦初勝利

[ 2021年7月4日 22:05 ]

セ・リーグ   DeNA3―2巨人 ( 2021年7月4日    神宮 )

<D・巨>スタンドのファンに手を振る三浦監督(右端) (撮影・森沢裕)
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 DeNAは94日ぶり首位奪回が懸かっていた2位・巨人に3―2で逆転勝ちを収め、開幕から12度目の対戦で待望の巨人戦今季初勝利を挙げた。前日3日まで球団ワーストの巨人戦11戦勝ちなし、3分けを挟んで8連敗中だった。

 前日3日の敗戦後に「やられっぱなしなんでまず一つ、何とか勝てるようにやっていきます」と自らに言い聞かせるように話していた三浦大輔監督(47)もさすがに破顔一笑。インタビュアーから祝福の言葉をかけられると「ありがとうございます」と答えて安どの表情を浮かべた。

 0―1で迎えた3回に宮崎の左越え2ランで逆転。佐野の適時二塁打で7回に1点を加えて3―1での勝利が近づいていた8回には4番手右腕・山崎が連打で無死一、二塁のピンチを招くも何とか無失点で切り抜けた。だが、9回には守護神・三嶋が大城にソロ本塁打を被弾して1点差。なおも若林と代打・亀井に連打を許して1死一、二塁とピンチが続いたが、ウィーラーを遊ゴロ併殺打に仕留めて勝ち切った。最後はヒヤヒヤの勝利となったが、「本当にみんな、よく最後まで踏ん張ったと思います」と三浦監督は選手たちの頑張りを労った。

 先発右腕・大貫は6回途中で降板するまで9安打されながらスクイズによる1失点のみに抑え、今季3勝目(5敗)を挙げた。「ボール自体、非常に良かったと思いますし、大貫の持ち味というか、ゴロを打たせるっていうところで。ヒットは打たれましたけども、全部ゴロヒットの単打だったので。そのへんが踏ん張れた要因だと思います」と称えた。

 「本当に宮崎も佐野もそうですけども、いいところで打ってくれましたし、そのリードをみんなでよく守ったと思います」と三浦監督。巨人打線に14安打されながら要所を抑えて2失点にとどめての勝利に「バッテリーもそうですし、守備もしっかりと守ってよく踏ん張ったと思います」とし、今季12度目の対戦で挙げた待望の巨人戦初勝利に「対ジャイアンツはやっと一つ勝てましたけども、一つ勝ったことによってまた流れも変えられると思いますし、こういう接戦をね、取れたっていうのは本当に大きな1勝だと思います」と話していた。

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