トヨタ自動車 「凡事徹底」の初戦突破 逢沢の全力疾走から樺沢が決勝打 社会人日本選手権

[ 2021年7月4日 12:30 ]

社会人野球日本選手権1回戦   トヨタ自動車1ー0TDK ( 2021年7月4日    ほっともっと神戸 )

<TDK・トヨタ自動車>最後を締めたトヨタ自動車・佐竹は捕手・高祖とタッチ(撮影・井垣 忠夫)
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 1回戦1試合が行われ、3大会ぶり6度目の優勝を狙うトヨタ自動車が2回戦に進出した。

 均衡を破ったのは、頼れるベテランのバットだった。8回2死三塁。「2番一塁」の樺沢健が中前への決勝タイムリーを放った。

 「こういう試合は想定していました。チャンスになれば、インコースの真っすぐという傾向があったので、狙い球をはっきりと決めてスイングできた。接戦には強いチームと思っているので、不安なくできました」

 カウント1ボールからの2球目だった。狙っていた内角直球をとらえ、三塁走者・逢沢を本塁へ迎え入れた。

 待望の先制点は、チーム方針を徹底できた結果だった。直前の代打・逢沢は中堅前への浅い飛球だったが、打ち出しから全力疾走を怠らなかったことで、中堅手がボールを弾く間に一気に三塁を陥れた。「三塁まで行ってくれたのが、本当に大きかった」。殊勲の一打を放った樺沢は、逢沢の激走に感謝した。

 節目の10年目。16年の都市対抗、14、17年の日本選手権はいずれも4番として優勝に貢献した。だが、藤原航平監督の「下位打線がチャンスをつくれるので、いいところで回ってくる」という考えで、初戦は2番での起用。そんな指揮官の思惑に、しっかりと応えてみせた。

 強豪から名門への道を歩むチームにとって、目指すは3大会ぶり6度目となる優勝しかない。「一戦一戦しっかりと戦っていきたい」。野手最年長の31歳は、頂点を見据えた。

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