初登板初先発の阪神・アルカンタラは6回を投げ被安打7、5失点　リードを守り、勝利投手の権利手に降板

セ・リーグ   巨人ー阪神 （ 2021年5月16日    東京D ）

＜巨・神（9＞　6回、巨人打線につかまり苦しい表情の阪神・アルカンタラ（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　来日初登板で巨人戦先発を務めた阪神の新助っ人ラウル・アルカンタラ投手（28）は6回7安打5失点（自責4）で実戦デビューを終えた。

　4点リードで迎えた6回。先頭から4連打を浴びて3点目を失うと、1死満塁では二ゴロ併殺崩れの間に4点目。さらに2死一、三塁では梅野の三塁への送球が悪送球で三走・丸が生還し、この回で3失点を喫した。

　初回を打者3人で退ける好調の立ち上がり。2回は先頭・岡本に先制ソロなどで2失点も、味方の援護で同点に追いついた直後の3回から5回まで毎回三振を奪いながら3者凡退。尻上がりに調子を上げたが、最後に崩れた。

　それでもなんとかリードは守り抜き、最速153キロの直球を軸に5奪三振。02年ムーア以来、19年ぶりとなる来日初登板となる巨人戦先発での勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。