浦和学院の宮城“コナン”の快投に胸がドキドキ 関東制覇へのカウントダウンがスタート

[ 2021年5月16日 13:01 ]

春季高校野球関東大会 2回戦   浦和学院8―1作新学院 ( 2021年5月16日    山梨・山日YBS球場 )

好投を見せた宮城(撮影・柳内 遼平)
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 春季高校野球関東大会の2日目が行われ、浦和学院(埼玉1位)は作新学院(栃木2位)に8―1で7回コールド勝ちした。浦和学院は先発した最速140キロ左腕・宮城誇南(2年)が6回1失点の好投で快勝に貢献した。

 宮城誇南。名は“コナン”と読む。母・千晶さんが漫画「名探偵コナン」が好きだったことと、出身の沖縄に生まれたことを誇りに思ってほしいとの願いが込めれて命名された。自らの名を本人は「すぐに覚えてもらえてうれしい」と言う。

 「変化球で相手のタイミングを外せた。右打者へのチェンジアップ、左打者へのスライダーがよかった」

 同校OBのロッテ・小島に憧れを抱く1メートル73の左腕は丁寧にコーナーをつく投球で強打の作新学院を封じた。

 沖縄から埼玉に越境した当初は体験したことのない寒さに苦しみ「最初は大変だった。(沖縄は)氷点下になることはほぼない。2年目でやっとなれてきた」と振り返る。

 各県の強豪が集う関東大会の舞台に「真っすぐの出力と終盤のスタミナを磨いていきたい」と課題を挙げる。名の由来となった名探偵のように、解決したい。(柳内 遼平)

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2021年5月16日のニュース