ヤクルト・奥川、ロッテ・佐々木朗 同期の2人が同日先発で力投も…救援陣踏ん張れず「同日白星」ならず

[ 2021年5月16日 17:59 ]

ロッテ・佐々木朗希投手(左)、ヤクルト・奥川恭伸投手
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 高校日本代表でチームメートだったヤクルト・奥川恭伸投手(20)とロッテ・佐々木朗希投手(19)が同日先発を果たしたが、同日白星はならなかった。

 奥川は敵地での中日戦に先発し、6回1失点と好投。佐々木朗は1軍デビューを果たし、5回4失点107球と力投した。しかし、ともに救援陣が踏ん張れず、ヤクルトは中日と2-2、ロッテは西武と6-6で引き分けた。

 夏の甲子園準優勝右腕の奥川、高校生最速163キロをたたき出した佐々木朗。ともに世代の顔として注目されてきた。

 19年4月に関西で行われた日本代表1次候補合宿で対面。奥川とキャッチボールした佐々木朗は「速いし伸びる。凄かった」と目を輝かせ、宿舎で奥川の部屋にも訪問。「(奥川に)“すげーな”って言われたけど、それはこっちのセリフ」とやり取りを明かしていた。

 この合宿で163キロを出した佐々木朗を見ていた奥川は「170キロに到達すると本気で思う」と太鼓判。一方で「小さい頃は“ろうたん”って呼ばれていた」と暴露し、佐々木朗に「それ言うなよ」と苦笑いされるシーンもあった。

 そして、ともに代表入り。8月、甲子園決勝を終えた奥川が遅れて合流すると、佐々木朗に「久しぶり、髪伸びたじゃん」と声をかけて再会を喜ぶ、ほほえましいシーンもあった。佐々木朗はプロ入りの際「この学年で一番いい投手だと思う。勝てるように頑張りたい」と誓っていた。

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