巨人、執念継投　大江＆野上が9回1死満塁「一人一殺」リレー

セ・リーグ   巨人5ー3阪神 （ 2021年5月15日    東京D ）

＜巨・神＞お立ち台で笑顔を見せる（左から）野上、スモーク、大江（撮影・森沢裕）
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　巨人は15日、1リーグ時代も含め通算2000試合目となった阪神との「伝統の一戦」に勝利。原辰徳監督（62）は初回から重盗を仕掛け、9回は細かい継投を見せるなど執念の采配を見せた。リーグ3連覇に向けて2位につけるチームは首位・阪神と3・5ゲーム差。歴史と伝統を積み重ねた激闘の戦績は巨人の1094勝835敗71分けとなった。

　大江と野上が「一人一殺」で勝利をつないだ。9回に4番手で登板した鍵谷は2四球が絡み1死満塁で降板。まずは横手左腕の大江が左打者の糸原をスライダーで空振り三振に抑え、最後は野上がマルテを遊ゴロに抑えた。そろってお立ち台に上がり、大江は「とにかく一人を全力で打ち取る気持ちだった」と笑顔。左アキレス腱断裂から復活した野上は「野球をできる喜びをかみしめている」と感慨深げに話した。