花巻東コールド8強 佐々木監督の長男・1年生の麟太郎が2打席連発!場外弾も出た!

[ 2021年5月16日 18:56 ]

春季高校野球岩手県大会2回戦   花巻東12―1平舘 ( 2021年5月16日    しんきん森山 )

花巻東の佐々木監督の長男、麟太郎(2021年4月撮影)
Photo By スポニチ

 花巻東(岩手)の佐々木洋監督の長男・麟太郎内野手(1年)が「2番・一塁」で先発出場し、衝撃の2発を放った。

 3回に右中間に公式戦初アーチとなる3ランを放つと、打者一巡で回って来た打席では右翼場外に運ぶ3ラン。1年生ながら地区大会からベンチ入りし「3年生のためにも迷惑をかけられない。しっかりチームに貢献したい」と話していた左の大砲が、2打席連続本塁打の離れ業をやってのけた。

 中学時代にはエンゼルス・大谷の父・徹さんが監督を務める金ケ崎リトルシニアで鍛錬を積んだ。高校では現在の大谷と同じ背番号「17」を背負い、チームの8強入りに貢献した。

 メジャー歴代トップの通算762本塁打を放ったバリー・ボンズの打撃フォームを参考に、豪快なスイングが持ち味。「中学3年生くらいからこの打ち方にしました。マネをすることも大事だと思うので、動画を見てティー打撃で試してみたりしました。これが自分には一番合っている打ち方だと思います」と、規格外のパワーで打球を飛ばしている。

 高校を選ぶ際、父には「花巻東でやりたい」と告げ、意思を貫いた。「小さい頃から花巻東の野球を見てきた。花巻東しかないと思いました」。父と目指す日本一へ、大きな一歩を踏み出した。(川島 毅洋)

 ◇佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日生まれ、岩手県出身の16歳。幼少時から「江釣子スポーツ少年団」で野球を始め、江釣子中では金ケ崎リトルシニアに所属。花巻東では1年春からベンチ入り。1メートル83、118キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

野球の2021年5月16日のニュース