ヤクルト・奥川 初の敵地登板で6回7安打1失点、最多7K好投 勝ち投手の権利持って降板

[ 2021年5月16日 16:21 ]

セ・リーグ   ヤクルト―中日 ( 2021年5月16日    バンテリンD )

<中・ヤ(8)>力投する先発の奥川(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの2年目右腕・奥川恭伸投手(20)が16日、敵地での中日戦で今季5度目の先発登板。自己最長タイの6回、最多の88球、7安打1失点、自己最多の7奪三振の好投を見せ、2―1と勝ち投手の権利を手にして降板した。

 プロ入り初の敵地登板となった奥川はMAX152キロの直球主体にどんどんストライクを投げ込むテンポの良い投球を見せた。2点リードで迎えた初回は先頭・大島に右翼線二塁打を浴びたものの、続く京田をフォークで空振り三振に、福田をカットボールで見逃し三振に、ビシエドを直球で左飛に退けた。2回は2死から7番・阿部に中前打を許したが、井領を直球で二飛に仕留めて見せた。

 3回は3者凡退。4回は先頭の3番・福田に左中間二塁打を許したものの、ビシエドはスライダーで、高橋周は直球で空振り三振に、木下拓は直球で一直に斬った。5回は1死から井領に左翼線二塁打、続く柳に中前打を浴び一、三塁に大島に右犠飛を許し1点を失った。続く京田にも右前打を浴び、2死一、三塁となったが福田は150キロ直球で空振り三振に仕留めてリードを守り切ると、ガッツポーズを作って見せた。

 6回は1死から高橋周に左前打を許したが、続く木下拓を直球で空振り三振に、阿部をスライダーで遊ゴロに退けた。

 奥川は前回5日の本拠での阪神戦では自身最長となる6回を投げ抜き、3安打2失点と好投するも1―2とリードを許したまま降板。試合は2-2で引き分けた。中日戦は4月23日の本拠地戦以来となり、前対戦は5回を投げて10安打4失点で勝敗はつかなかったが、チームは6―4で勝利していた。

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2021年5月16日のニュース