阪神・サンズ ハイテンション本塁打でベンチ前パフォは「バージョン2」 本塁打連勝記録は10に!

[ 2021年4月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-5DeNA ( 2021年4月25日    甲子園 )

<神・D(6)>7回、勝ち越し2ランを放ち、「指ハート」ポーズで生還するサンズ(撮影・成瀬 徹)
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 まさに助っ人の働きだった。7回2死三塁で、サンズがバックスクリーンへ決勝の7号2ラン。直前、大山の浅い中飛で三塁から近本がタッチアップして同点にしていたが、もつれた展開に決着をつける一発で悠々とダイヤモンドを一周してみせた。

 「ホームグラウンドで、あれだけお客さんが大きな拍手で盛り上がってくれる中を走るのは、本当に最高の気分です」

 そのテンションがさせたのか、ベンチ前でのハッピーハンズは「バージョン2」を披露。昨年も披露した親指と人さし指をこすり合わせるような韓国発の指ハートだった。「チームメートのことが大好きなのでね」。さらに今季の甲子園球場では阪神の選手がバックスクリーンに放り込めば贈られる「DAZNバックスクリーンホームラン賞」に相当し、100万円もゲットした。

 リーグ最速で20打点に到達し、本塁打を放てば昨年9月4日の巨人戦から始まった連勝も10まで伸びた。チームは今季18勝目だが、初の逆転勝ちを呼び込んでもみせた。

 韓国時代から家族ぐるみで親交のあるロハス・ジュニアとは同じマンションだといい「どうしてもスケジュールが合わないので、まだじっくりとは話せていないけれど」というものの“兄貴分”としてサポートを開始していくつもり。8人いる外国人枠の問題も今後生じてくる。

 「みんな調子はいいですし、矢野監督はじめ首脳陣が決めることなので、自分は打点を挙げるのが仕事だと思いますし、自分のできることをしていくだけです」

 高いレベルでの競争を覚悟していたが、お立ち台で「オオキニ!」と関西弁で締めた2年目のサンズ先輩は、もう欠かせない存在になっている。 (畑野 理之)

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