高知・森木 初の連投でも151キロ! さすがドラ1候補、自己最速まであと1キロ「完投は全然いけた」

[ 2021年4月26日 05:30 ]

春季高校野球 四国大会   高知8-1聖カタリナ学園 (8回コールド) ( 2021年4月25日    レクザムスタジアム )

<高知・聖カタリナ学園>2回、ハーフスイングをアピールする高知・森木大智
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 自身初となる2日連投もポテンシャルの高さで軽く乗り切った。今秋ドラフト上位候補の高知・森木大智投手(3年)が今年に入り公式戦初先発。救援登板し150キロを連発して5回無失点だった24日鳴門戦の疲労を感じさせることなく、今春選抜出場校相手に7回1/3を投げ5安打7奪三振1失点で決勝へと導いた。

 「疲れというのはあまりなかった。それなりにいいピッチングができたと思います」

 6回まで毎回奪三振。巨人スカウトのスピードガンで自己最速にあと1キロに迫る151キロを計測するなど直球主体の投球を展開。6回2死満塁から適時打で1点を奪われると「真っすぐに張ってきている」と7回は9球連続でカーブを投げて目先を変え3人で片付けた。「完投は全然いけた」とスタミナ面での不安も一掃。9球団が視察し広島の白武佳久スカウト部長も「高校、大学合わせてもトップクラス。上位(指名)は間違いない」と高い評価は不変だ。

 最近、学校の図書館で喜多川泰氏の小説「ソバニイルヨ」を借り読破。「人に期待しない」という言葉に「求めすぎないというか、価値観が変わった」と刺激を受けた。来月1日の決勝の相手は同県のライバルで甲子園へ最大の敵となる明徳義塾。「どれだけ落ち着いてコースを突けるか。一球に対する執着を持ってやっていきたい」。前哨戦でも負けるわけにはいかない。 (北野 将市)

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