サンキュー!阪神・ガンケル 投打の活躍にナインもスタンドも感謝 続投が「日曜日全勝」呼んだ

[ 2021年4月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-5DeNA ( 2021年4月25日    甲子園 )

<神・D(6)> 6回途中で交代となったガンケルは梅野らとタッチをかわす(撮影・大森 寛明)
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 粘投と快音で仕事を果たした。阪神・ガンケルは5回2/3を投げ6安打3失点で降板。開幕から日曜日ごとに先発し球団助っ人初の開幕から5戦5勝の快挙こそ逃したが、打撃で逆転の起点となるなどしっかりと「日曜日全勝」に貢献した。

 「イニングによって良い悪いがはっきりしていた。ランナーを背負う場面も多かったけれど、何とか粘りのピッチングができた」

 3回まで完全投球も4回に4連打で同点とされると5回には2死一、二塁で佐野に右前適時打を許して勝ち越された。5回を投げ終えた時点で球数99球。直後に先頭打者で打席が巡ってくることを考えれば続投の見込みは低いように思えたが、そのまま打席に立った。

 ベンチの判断を意気に感じたに違いない。直球を捉えた打球は中堅手の頭上を越える二塁打。この回2得点と逆転の起点となり、6回も2死まで奪ってリリーフ陣にバトンを託した。手にした勝利投手の権利は7回に一時逆転されたことで消失したものの大崩れしなかったことが、土曜日を含め今季のデーゲーム9戦全勝となる、この日の勝因の一つ。矢野監督も「粘ってくれた。いいバッティングをしてくれたし。しっかり仕事をしてくれた」と投打の貢献に目を細めた。

 「野手のみんながよく声をかけてくれたし、よく守ってくれたからすごく感謝しているよ」

 降板時に内野陣からグータッチを求められ、スタンドから拍手が注がれた光景が今のチームにおける背番号49の存在感をうかがわせた。 (遠藤 礼)

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