ソフトバンク 先発また…松本 6回途中7失点KO 9連戦へローテ再編視野

[ 2021年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー8ロッテ ( 2021年4月25日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>5回に4失点し悔しがる松本(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクは猛追も及ばずロッテに敗れた。先発の松本裕樹投手(25)が6回途中7失点でKOされた。粘れない。0―1の5回2死一、二塁。中村奨にカーブを引っ張り込まれ、2点適時二塁打。続く安田にもカーブを右中間スタンドまで運ばれ、5点目となる2ラン。6回は無死一塁から山口に2ランを浴びた。5回0/3、2被弾9安打7失点。

 「ストライク先行で投げることはできましたが、勝負どころで粘ることができなかった。もう少し粘れれば、違う展開になっていた。試合を壊してしまった」。大量失点に「申し訳ない」と肩を落とした。

 先発が2日続けて背信KO。ここまで26試合で先発に勝利がついた試合はわずか7試合だ。20日は笠谷が5回持たず降板。24日に4回途中5失点でKOされ配置転換が濃厚になっている高橋礼のこともあり、工藤監督は27日からの9連戦をにらみ、先発ローテーション再編を視野に入れなければいけない状況になった。

 「明日(26日)、ミーティングするなり、投手コーチと話しをするなりして今後、対応していこうと思います」

 候補はいる。日本ハムから今季移籍のマルティネスが24日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で6回無失点。この日は二保が同戦で7回3安打無失点と好投し、「ずっといい状態は続いている。まだ何も言われていませんが、1試合1試合投げて、待つのみです」とアピールした。一方、右肩の不調から復帰を目指す東浜について指揮官は「まだかかる」とした。

 打線は24日の19安打に続き、14安打と好調をキープ。先発の鈴木にはプロ初勝利を献上したが、9回にはグラシアル、栗原のアベック弾が飛び出すなど0―8から3点差まで詰め寄った。粘りを見せる野手陣に対し、2戦で19失点の投手陣が応えられない。これが現状だ。

 6カードぶりの負け越しで、今季2度目の連敗。2年連続負け越している“鬼門”ZOZOマリンで今季も負け越しスタートとなった。勝負の「9連戦ローテ」で巻き返す。

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月26日のニュース