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日本ハム・近藤 初の4番弾「まさか本塁打になるとは」チームトップ4号でドローに持ち込む

[ 2021年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4-4オリックス ( 2021年4月25日    札幌D )

<日・オ>9回無死、同点本塁打を放つ近藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは25日のオリックス戦に4―4で引き分けた。宮西尚生投手(35)が3―1の8回に逆転を許す苦しい展開から、9回に近藤健介外野手(27)が起死回生の4号同点ソロ。中田翔内野手(32)の不振から4試合連続で4番に座り、4番の打順では10年目で初アーチとなった。

 追い付き、追い越すために必要なことは何か。1点を追い掛ける9回、先頭の近藤はカウント3―0となって狙いを明確にした。
 「いいカウントになったので、ある程度、長打のつもりで打ちにいった。強く、二塁打以上を意識したスイングでいった」
 ストライク1球を見逃して5球目。ヒギンスが投じた148キロ速球を力強く叩くと、打球はファンの黄色い応援タオルが手招きする左翼席まで届いた。三塁で、そして本塁でパチンと手を叩いた。

 勝てはしなかった。しかし、宮西が3失点した試合の流れを思えば、負けなかった意味は大きかった。打率と出塁率で球界トップレベルを争う男のシーズン自己最多本塁打は18年の9本。今季は25試合目で4号とし、シーズン20発を超えるペースだ。それも4本中3本を、左打者にとっては逆方向の左へ運んでいる。「本塁打というよりは長打を増やそうということで、キャンプから自分のスイングの形で強く振ることを心掛けていた。その分、いい当たりをした時に長打になっていると思う」。意識した取り組みの成果が、長打を求めた場面で出た。

 18日楽天戦から21日ロッテ戦で達成した自身初の3戦連発は、いずれも打順3番。4番での本塁打は通算37本目で初めてだった。「4番を打ってみて中田さんの存在の大きさが改めて分かる。調子が良ければ4番・中田というのが一番いい形」と感じながらも、任された以上は「チームはいい方向に進むのであれば、自分の役割をしたい」と言い切る。

 26日に還暦を迎える栗山監督に前祝いの勝利は贈れなかったが、指揮官から「本当に救ってくれた」と賛辞をもらった。ただし、打率・259と1試合1個ペースの三振を記録する姿は、まだ本来の近藤ではない。「打率と強い打球を両立しないと、(キャンプで)やってきた意味もない」。押しも押されもしない打線のキーマンとして、上だけを見た。(和田 裕司)

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