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ロッテ・鈴木「やっと勝てた~~」5度目の正直でプロ初白星 6回1/3自己最多112球2失点

[ 2021年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ8ー5ソフトバンク ( 2021年4月25日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>プロ初勝利を挙げた鈴木(撮影・長久保 豊)
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 ロッテのドラフト1位・鈴木の言葉には「本音」と「建前」が交じる。登板前日。「初勝利とか本当に気にしていない。初ってつくから特別であって、しちゃったら関係ない」。まるでベテランのようだった。

 しかし、プロ初登板の福岡から札幌、千葉、大阪と球場で応援してくれた両親が見守る前で、プロ初勝利を挙げると、こう言った。「やっと勝てた~~。そりゃ、気にしていましたよ」。5度目の正直でウイニングボールを手にし、初々しい笑みを浮かべた。

 中学時代に所属した土浦霞ケ浦ボーイズでは、全国大会で準優勝し、U15日本代表に選ばれた。常総学院でも16年夏に甲子園8強まで進出したが、高校日本代表に選ばれず法大進学。経歴を見れば、野球エリートだが「高校からプロに行けなかった」と悔しさをバネにはい上がってきた。

 大学入学2年間は思うように活躍できなかったが、手帳に野球で感じたことを記すようにすると結果が出た。球速は10キロアップし、現在は最速153キロ。グラブをはめる右手を高々と上げながら、テークバックでの左腕は体のラインから外れない。「(子供の頃から)ずっと好きで見てきた」。プロ初登板で投げ合ったソフトバンク・和田のように、球の出どころが見えづらいフォームだから、球速以上の威力がある。

 この日は6回1/3で交代したものの、自己最多112球を投げて2失点にまとめた。次回も中6日なら、5月2日の楽天戦(楽天生命パーク)では東京六大学でしのぎを削った早大出身・早川との投げ合いが有力だ。ドラフトでは早川の外れ1位。比較されることも多いが「正直、そんなに意識していない」と自分の投球だけに集中する。「一年間戦力となって頑張っていきたい」。つかの間の喜びをかみしめ、すぐに左腕はいつもの姿に戻っていた。(横市 勇)

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