楽天・早川 新人離れ!ハーラートップタイ3勝「勝利に貪欲に腕を振っただけ」

[ 2021年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天8-4西武 ( 2021年4月25日    楽天生命パーク )

<楽・西>リーグトップタイの3勝目を挙げた早川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ウナギのように?つかみどころのない投球で、リーグトップタイの3勝目を手にした。楽天・早川は初回のピンチをスルリをかわした。連打で1死一、二塁とされたが、中村を直球で捕邪飛、栗山をカーブで二ゴロ。百戦錬磨の猛者たちに的を絞らせなかった。6回6安打3失点でまとめ「勝利に貪欲に腕を振っただけ」と胸を張った。

 登板前日だった24日、石井監督からチームにうな重の差し入れがあった。グルメな指揮官が絶賛する仙台市内の老舗有名店の逸品に選手たちは舌鼓を打ち、英気を養った。早川も、この大盤振る舞いに大喜び。「前日に監督好物のうな重を頂いたことが好投につながった。うなぎが力を与えてくれた」と感謝した。うな重の差し入れは今季2度目だ。前回は3月26日の開幕戦で、開幕カードは2勝1敗で勝ち越し。今回は田中将と早川の好投で連勝し、うな重はカード勝ち越しの“縁起物”になっている。

 同じカードで先発する涌井→田中将の流れを、3戦目の自身の投球に生かしている。「先輩たちは大事にする場面での力の入れ具合が自分とは違うので勉強になる。球のラインの出し方も人によって違うので、自分も工夫している」と早川。先輩の投球を参考にしながら、打ち取るイメージを膨らませてきた。

 涌井やオリックス・山本、西武・高橋らと勝ち星で並んだ。石井監督も「あんなに安定感のある新人投手はいない。プロで何年もやっているようなマウンドさばき」と絶賛。経験豊富なベテランたちの長所を吸収する「ハイブリッド・サウスポー」の進化は、とどまることを知らない。(重光 晋太郎)

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