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阪神・佐藤輝 “別れ”の惜別弾は大谷超え!打球速度175キロ、飛距離139メートルの虎最高記録

[ 2021年4月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-5DeNA ( 2021年4月25日    甲子園 )

<神・D(6)>勝利の喜びを分かち合い、ライトスタンドの方向を指さす佐藤輝(撮影・坂田 高浩)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が、25日のDeNA戦で8試合ぶりの6号2ランを放ち、勝利に貢献した。打球速度175キロ、飛距離139メートルはいずれも甲子園での今季チーム最高記録。この日から本拠地がある兵庫県など4都府県に緊急事態宣言が発令され、甲子園では5月11日までは無観客開催が決定済み。しばしの“別れ”を惜しむかのような驚弾で7223人の虎党を酔わせた。

 誰よりも強く、誰よりも遠くへ。阪口の甘いカーブを打ち抜いた佐藤輝の白球は、甲子園の青空の下、どこまでも飛んでいきそうだった。

 「先制点だったので良かったです。このままでいけるようにしっかりやっていきたい」

 2回無死一塁、右中間席中段に放り込んだのは、8試合ぶりの6号先制2ラン。今季からビジョンに表示されるようになった「トラックマン」による本塁打データで、打球速度175キロ、飛距離139メートルはいずれもチーム最高記録だった。

 日本時間のこの日早朝にエンゼルス・大谷がアストロズ戦で放った中越え6号ソロが、速度174・3キロ、飛距離125・9メートル。単純比較はできないが、メジャーの舞台でも、その怪力ぶりを見せつけている二刀流に本数で並び、速度、飛距離では上回った。

 「今日は風と仲良くなれました。いい方向に吹いていたので良かったです」

 前夜の2回無死満塁では中堅フェンス直撃の2点適時打。あと少しでグランドスラムという当たりに「入ってほしかったけど、浜風と仲良くなれなかった」と苦笑いした。それを受けてコメントしたが、この日の一撃ならどんな逆風も切り裂いたはず。自己最長ブランクの8試合、32打席ぶりの一発が特大弾で、再び上昇ムードだ。

 2リーグ制以降、4月終了までに新人が放った本塁打数は03年に村田(横浜)の放った7本が最多。4試合を残し、あと1本に迫った。DeNAの新人・牧も6本塁打で並んでおり「ホームランだけは負けたくない」とライバル心むき出し。本塁打した6試合でチームは全勝と不敗神話を打ち立て、貢献度では大きくリードしている。

 実は、日曜日はここまで13打数1安打と結果が出ていなかった。緊急事態宣言に伴い、来週末の甲子園での広島戦は無観客が決定済みで、この日を最後に虎党もしばらく生観戦できない。矢野監督も「また寂しくなる。少ない中でも入ってもらえるとやっぱり盛り上がるし」と残念がった中、佐藤輝がかけたアーチが快晴の日曜日に球場へ来てくれたファンへの最高のプレゼントとなった。 (山添 晴治)

 ○…佐藤輝(神)が2回に先制の6号2ラン。15日広島戦の5号から8試合、32打席ぶりは自身最長のブランクだったが、本塁打が出ればチームは全勝の不敗神話は健在だ。今季の新人では牧(D)に並び最多。4月中に7号が出れば、ドラフト制後(66年以降)の新人最多、03年村田修一(横浜)に並ぶ。この日の2打点で17打点とし、2リーグ制以降の阪神新人では50年徳網茂に並ぶ4月までの最多記録となった。

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