江川卓さん、鈴木誠也意地の一発を絶賛「完っ璧ですよ、これ」諦めない精神力にも舌を巻く

[ 2020年8月1日 18:53 ]

セ・リーグ   広島3―11巨人 ( 2020年8月1日    東京D )

江川卓氏
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 元巨人エースで野球解説者の江川卓さん(65)が1日に東京ドームで行われた巨人―広島8回戦で試合を生中継した日本テレビの解説を務め、広島の主砲・鈴木誠也外野手(25)が8回に放った10号ソロに舌を巻いた。

 「4番・右翼」で先発出場した鈴木誠は2―11と大差で迎えた8回、1死走者なしの場面でこの回から登板していた巨人の2番手右腕・宮国が1ボール1ストライクから投じた3球目、外角高めの140キロ直球を完璧にとらえて左翼スタンド上段に運んだ。この一発は7月29日の中日戦(マツダ)以来3試合ぶりで、2016年から5年連続2桁本塁打達成となった。

 鈴木誠の打席では、日本テレビが今季から導入した「AIキャッチャー」を用いて過去16年間およそ400万球のデータからその打者を抑えるのに最適な球種やコースを表示していたが、鈴木誠の本塁打が飛び出すと、江川さんは「これはコメントのしようがないぐらいすごいです」とうなることしきり。「完璧ですね」と続け「AIで分析している場合ではなかったですね、今のは。すごいホームランでしたね」と興奮を抑えるように口にした。

 巨人の主砲・岡本和真内野手(24)は6回に6年目にしてプロ初となる14号満塁アーチを豪快に左翼スタンドへ叩き込んでいたが、江川さんは「両方すごいですけど、軍配挙げるとしたら今の方がすごいですね。タイミングといい、飛距離といい、言うことないですね」とキッパリ。「岡本選手のが悪いっていうんじゃないですよ」と注釈をつけた上で「外のストレートですね。完っ璧ですよ、これ。AIが分析した通り、外側ちょっと入ってきたのが好きなんですね。これでまたAIも考え方変えるんじゃないですか。若干今ので(新しいデータが)インプットされますから」と人工知能の上をいく鈴木誠の打棒を絶賛した。

 チームは中盤の6回までに11失点。劣勢の中で出た10号に鈴木誠は終始厳しい表情でダイヤモンドを一周。ベンチへ戻っても険しい表情を崩すことはなかった。それでも主砲が打った意地の一発。江川さんは「点数が開いたからっていって気持ちが抜けてしまって打席に入っているんじゃないってことですよね」と鈴木誠の精神力、試合に取り組む姿勢にもいたく感心していた。

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