中日・大野雄 完投にこだわる「裏側」

[ 2020年8月1日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5-3ヤクルト ( 2020年7月31日    ナゴヤドーム )

<中・ヤ(7)>今季初勝利を完投勝利で挙げた大野雄は、3打点を挙げたビシエド(左)とポーズを決める(撮影・椎名 航)
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 本当なら今頃は東京五輪のまっただ中。開幕100日前企画として3月中旬、侍ジャパンへの選出が有力な中日・大野雄に意気込みを書いてもらった。色紙に記したのは「フル回転」。昨秋のプレミア12では本来の先発でなく、ブルペンで待機して2番手で投げる「第2先発」として起用された。東京五輪でも日本の金メダルのために役割をいとわない覚悟でこの言葉を選んだ。

 だが、新型コロナウイルス感染拡大により来年に延期。五輪だけでなくプロ野球も開幕が遅れ6連戦の過密日程が続き救援陣に負担がかかる。「中継ぎの登板が増えている。今日は(広島からの)移動ゲームで皆、疲れている」。完投勝利の裏には毎日、肩をつくって試合後半を支える仲間への思いがあった。(中日担当・徳原 麗奈)

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2020年8月1日のニュース