今日は上投げ?横投げ?洲本の変わり種・高田寛人が西脇工をきりきり舞い

[ 2020年8月1日 16:06 ]

兵庫県大会2回戦   洲本0―2西脇工(延長11回) ( 2020年8月1日    明石市・明石トーカロ球場 )

<洲本・西脇工>延長11回を1人で投げ抜いた洲本のエース・高田(撮影・井垣 忠夫)
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 ひらめきは大事だ。洲本の右腕・高田寛人投手(3年)は「今日は横投げが良かった」と、相手打線と自分のコンディションを計算して、サイドスローで投げることにした。普段から上投げ、横投げを練習し、「いつでもどこからでも投げられるようにしている」という変わり種だ。

 読みは的中。スライダーがよく曲がってよく効いていた分、直球が多少高めに集まっていても勢いで押していた。初回は3者連続フライアウト。2回以降も飛球の山を築いた。

 タイブレークの延長10回の攻撃は、1死満塁の大チャンス。1番野口太陽(3年)の浅い右飛で三塁走者が本塁に突入したものの、西脇工・藤本陸(3年)のワンバウンドストライク送球に阻まれ、サヨナラを逃した。次の11回に内野ゴロと左前打で2点を奪われて力尽きたものの、兵庫屈指の好投手、西脇工・東田健臣(3年)との投手戦を演出した右腕に、涙はなかった。11回133球、5安打2失点だった。

 野口哲司監督は「この前までは上で投げていたのに」という言葉は、「勝手に投げ方を変えて」という叱責(しっせき)する気持ちはみじんもなく、称賛するために出たものだ。

 高校のOBに、偉大な作詞家、阿久悠さんがいる。日替わりで投げ方を変える変わり種右腕が、ピンクレディーの「サウスポー」の歌詞のように、相手をきりきり舞いにさせた。

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