阪神・藤浪 “実戦漬け”でローテ奪回や!キャンプ第1クールで2度のシート打撃登板へ

[ 2020年1月25日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む藤浪(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 阪神が宜野座キャンプの第1クール中に2度のシート打撃を組んだことが判明した。逆襲の7年目へ向かう藤浪も登板が濃厚。ハイペース調整を進めてきた中、真価が早くも試されることになる。

 “実戦漬けキャンプ”の予告通りの幕開けだ。東京五輪の影響で早まる開幕を見据え、2月中に9度の対外試合を予定。シート打撃は初実戦となる8日の中日戦へのデモンストレーションになる。
 当然、先陣を切るのは競争に身を置く若手たちだ。矢野監督も「早く仕上げてきてくれているとは思う。楽しみですね」と万全の仕上がりを前提にした“開戦”に期待した。

 昨季0勝に終わった藤浪も、その1人だろう。年明けから精力的にブルペン入りし、15日からは“3連投”。17日に今年最多の71球を投じ、21日には「ポータブルトラックマン」の計測で152キロをマークするなど、仕上がりの早さには鬼気迫るものを感じる。金村投手コーチは「もちろん。第2クールに3試合あるので、その準備になる。最初の実戦で投げられるようにしてくれと言ってる」と登板を示唆した。

 藤浪は正式にキャンプの1軍スタートが決まった24日も鳴尾浜球場のブルペンで53球の投球練習。早期の実戦登板に「楽しみ」という言葉を使って意欲を示した。

 「実戦が早い段階でありますし、楽しみですし、しっかり(力を)出せるようにやっていくだけです。(最初から)投げる準備はできている」

 指揮官が若手投手の参戦を臨んだ開幕投手争いについては首を振った。「開幕投手どうこうって立場でもない。意識するところではない。ローテーションを取ること、目の前の試合で結果を出すことに集中していきたい」。先は見ない。アウト1つ、打者1人に全力を注ぎ道を切り開けばいい。(遠藤 礼)
 

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月25日のニュース