明石商 35年ぶり商業V狙う!エース中森「球数制限」と「大会最速155キロ」に自信

[ 2020年1月25日 05:30 ]

第92回選抜高校野球大会出場校発表

笑顔の明石商・来田(左)と中森(撮影・平嶋 理子)                              
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 エースの誇りと自覚を胸に、マウンドに立つ。今大会から1人の投手の投球総数が「1週間500球以内」と定められた。勝ち進めば超える可能性もある中、全て投げきりたいかと問われると、明石商・中森は眼光鋭く、投手としての本能を口にした。

 「そういう気持ちはあります」

 “つぶれてでも…”という思考ではない。可能にするにはモデルチェンジが大前提となるが、それをやってのける自信もみえた。

 「打者の雰囲気で3球勝負できるところはする。初球から打たせたければ慎重にそういう配球を。球数が多い方なので初球からストライクを取って自分有利なカウントで勝負していきたい」

 最速151キロの真っすぐを軸に力で押し込むが、制球には若干の不安を残す。昨秋の近畿大会1回戦・東山戦では3失点完投も9回で実に167球を要した。選抜での個人目標を「155キロを出したい。目標は少し高めの方がいいので」と大会史上最速に設定。冬場は体幹や筋力強化に取り組み、球威と制球力の両面を磨いていく。

 アクシデントにも動じなかった。今年の練習始めとなった1月3日夜に体調に異変を感じ翌日に発熱。インフルエンザと診断され約1週間、練習を休んだ。「スキーはしたかったんですが…」と新潟、東京を回る修学旅行の参加はかなわず、体重も5キロ減ったが「もう問題ないです」と短期間で85キロに戻した。

 昨年の甲子園では春夏連続で4強入りした。4季連続出場となる今大会では優勝候補の一角に目され、公立校としては09年清峰以来、商業高校としては85年の伊野商以来の優勝を狙う。狭間善徳監督(55)が「明石商らしい、いやらしい野球というか“そんなことするの?”と相手に思わせる野球をしたい」と不敵に笑う一方で、絶対的エースは「ぼくたちの代で日本一になる」と言い切った。悲願成就に突き進むチームの中心には、中森がいる。(桜井 克也)

 ≪来田主将「打率5割は打ちたい」≫主将も務める来田も「粘り強い野球をして日本一になりたい」と話した。昨春の準々決勝・智弁和歌山戦では春夏を通じて甲子園大会史上初となる「先頭打者&サヨナラ弾」を記録。高校通算29本塁打の長打力も持ち味の一つだが「確実性を身につけたい」とし「打率5割は打ちたい」と目標を掲げた。狭間監督が「来田と中森は意識が高く、取り組む姿勢が違う」と認める練習の虫が、先頭に立ってチームをけん引する。

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