白血病公表の北別府さん「達川先輩の涙に私も…」堀内さんの“業務命令”にも感謝

[ 2020年1月25日 14:30 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、今月20日に「成人T細胞白血病」を患い療養に入ることを公表した北別府学さん(62)が24日、抗がん剤治療が始まった21日以来3日ぶりに自身のブログを更新。病室での写真を初めて公開し、励ましの言葉に改めて感謝した。

 「まだ1クール目、吐き気なども全くありません」と切り出した北別府さん。「皆さん、ありがとうございます!仕事関係、友人、家族、球界の先輩方、後輩たち、そしてコメントや手紙を下さった皆様方。これまで好き勝手に生きてきた私にこれほど多くの激励を頂きまして正直、驚いています」と球界を中心とした反響の大きさに驚きつつ感謝の言葉をつづると「達川先輩の涙に私も、、、」と現役時代にバッテリーを組んだ元広島監督の達川光男さん(64)がテレビ番組で北別府さんのことを思って涙を流す姿に自身も涙したことを明かした。

 そして、23日に「北別府へ業務連絡」とのタイトルでブログを更新した同じ名球会会員で元巨人監督の堀内恒夫さん(72)へは「堀内先輩、業務命令を果たすべく頑張ります!」と力強くメッセージを返信。「10月に開催される沢村賞選考委員として今年もよろしくお願いしますね」とあえて短い言葉に後輩への愛情をにじませた沢村賞選考委員長の言葉に今秋の復帰を誓った。

 所属事務所などによると、北別府さんは2年前の血液検査で白血病が発覚。月に1度の定期検診で経過観察していたが、昨年11月の検診で数値の上昇が見られたため、21日から広島県内の病院に入院して治療に専念することに。当面は抗がん剤治療を行い、その後に骨髄移植を受ける予定という。

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2020年1月25日のニュース