平田 「21世紀枠」三度目の正直でセンバツ切符!野球の普及活動実った

[ 2020年1月25日 05:30 ]

第92回選抜高校野球大会出場校発表

21世紀枠で春夏を通じて初出場が決まり、喜ぶ平田の選手たち
Photo By 共同

 三度目の正直で平田(島根)が春夏通じて初の甲子園出場を果たした。15、19年も21世紀枠の中国地区推薦校となったが落選。OBや近隣住民も学校に駆けつける中で吉報が届き、植田悟監督(48)は「中国地区候補の3回目というのが大きかったと思う。地域の方が喜んでくれたのはうれしい」と目尻を下げた。

 地道な野球の普及活動が評価された。地域は過疎化に悩まされ部員の確保も困難。秋季島根大会では出場39校中25校が選手登録20人に満たず、19人の平田も例外ではなかった。野球離れの状況も打破すべく、選手は自作のチラシを作って市内の保育園や幼稚園を訪れ、希望する園児に野球体験教室を行うなどし興味を植え付けてきた。植田監督は「ここ数年、続けてきたことが『高校野球200年構想』につながったのかな」と振り返る。26日も園児らを対象にした体験教室があり、選抜出場のニュースとともに盛り上がりを見せそうだ。

 野球部は1951年創部で、突出した選手はいないが「攻めの投球、攻めの守り」を掲げ昨秋の島根大会では立正大淞南、開星の強豪私学を撃破し準優勝。中国大会1回戦・尾道商戦ではエース右腕の古川雅也(2年)が4安打完封。昨年は果たせなかった中国大会1勝を手にした。

 出雲を指揮した16年夏に甲子園を経験した植田監督は「個の力に頼らない全員野球を見せたい」と聖地での戦いを見すえる。主将の保科陽太(2年)は「甲子園では校歌を歌うのが目標。地元の方々の応援、支援が力になっているので感謝の気持ちを伝えたい」。初勝利を挙げて高らかに校歌を歌い、平田の名を全国にとどろかせる。

 ▽平田町 学校所在地の出雲市平田町は、05年3月に出雲市と合併するまでは平田市で、平田高校は旧平田市にある唯一の高校でもある。旧平田市の人口は合併時の約2万9000人から4000人以上減少しており、急速な過疎化が進んでいる。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「野村克也」特集記事

2020年1月25日のニュース