鹿児島城西・佐々木監督 春夏通じ初甲子園決め男泣き「旋風を巻き起こそう」

[ 2020年1月25日 05:30 ]

第92回選抜高校野球大会出場校発表

センバツ出場を決めナインから胴上げされる鹿児島城西・佐々木監督(撮影・岡田 丈靖)
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 春夏通じて初の甲子園出場の吉報が鹿児島城西(鹿児島)に届いた。最初は笑顔だった佐々木誠監督の目は、グラウンドでナインに報告する時、潤んでいた。選手たちに胴上げされながら喜びをかみしめた。

 「うれしくて…。城西旋風を巻き起こして一戦一戦成長する姿を見たい。本当にありがとう。おめでとう」

 18年1月、監督に就任した。プロで首位打者、盗塁王のタイトルを獲り、ベストナインにも輝いた。選手たちは当初、プロの厳しさを知る指揮官に身構えていた。しかし、接し方は意外だった。

 選手の要望を聞き入れて丸刈りをやめた。以前は禁止していたスナック菓子も解禁。選手たちが好きな音楽をかける中で打撃練習を行う。高校野球のイメージとはかけ離れた風景だ。一方で、時には坂道ダッシュ100本など難題を課して「なにくそ!」という反骨心を醸成。昨秋の九州大会4強につなげた。

 丸刈り廃止は反骨心につながった。古市龍輝主将は「髪が長いと周囲の学校から“チャラい”と言われて悔しかった。負けたくない」と話す。

 確かな技術指導も心をつかんだ。古市主将は1メートル60、62キロの小兵ながら昨秋の九州大会で2本塁打。中学時代も含めて初アーチだった。以前はバットを短く持っていたが、佐々木監督の助言で長く持ち、半信半疑で試し続けた。すると強い打球が増え自信もついた。「目標は日本一」と古市主将。甲子園が本拠地の阪神でもプレーした元プロ監督が聖地に凱旋する。

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