【日本シリーズ大分析1】交流戦“天敵”巨人・丸封じたソフトB千賀の内角カット攻め

[ 2019年10月20日 08:30 ]

日本シリーズ2019第1戦   ソフトバンク7-2巨人 ( 2019年10月19日    ヤフオD )

6回1死、空振り三振に倒れる丸(撮影・尾崎 有希)
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 勝負のポイントを掘り下げる「シリーズ大分析」は特別編として、ロッテの井口資仁監督(44)が登場。今季ソフトバンクに17勝8敗と大きく勝ち越したが、その一方で千賀には無安打無得点試合も喫している。現役指揮官が、注目したのは「第3の武器」といえるカットボール。巨人のキーマンである丸に対する第2打席の内角攻めは、第2戦以降にも効いてくると分析した。

 徹底していた。3回2死一塁、千賀は3番・丸に対し、1ボールの後、4球連続して内角へカットボールを投げ込んだ。結果は四球だったものの、初回2死の場面でも2球連続内角カットボールで遊飛。短期決戦では丸のようなキーマンに「内角」を意識させるのは重要なポイントだ。

 今季、千賀はカットボールが増えた印象がある。特に左打者に有効に突っ込んでいた。対処法は直球とスピード差があまりない分、強引にいかなければうまく引っかけてヒットにできるケースがある。交流戦で千賀は丸に3打数3安打と打たれたが、この時は9球中カットボールは1球しか使っていない。この日は2打席で7球中6球がカットだった。ただでさえ対戦が少なく、その上、見る機会の少ない球の内角攻めは丸には効果的だった。

 6回1死、今度は外角の直球を連続で見せつつ、最後は内角158キロで空振り三振を奪った。丸は振り遅れ気味のスイングだった。8回1死一塁、2番手・甲斐野と対戦した丸は外角のボール気味の直球を空振り。普段ならああいうスイングはしない。千賀の「残像」は大きかったのかもしれない。

 今シーズン、ソフトバンク戦は17勝8敗と大きく勝ち越すことができた。千賀も9月6日にノーヒットノーランをやられたが、フォークなどが決まらなければ球種が減り、対応できる試合もあった。ただ、この日はフォークが定まらなかった序盤の2回1死、阿部に直球を狙われ先制ソロを浴びたが、3回以降は修正。これでは巨人打線は糸口を見つけることは難しかった。

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