智弁学園1年生4番・前川2発で全4打点! 高校60発の誓い「石川さんが55本だったので」

[ 2019年10月20日 15:37 ]

2019年度秋季近畿地区高校野球大会1回戦   智弁学園4―2神戸国際大付 ( 2019年10月20日    佐藤薬品スタジアム )

 智弁学園の1年生4番、前川右京が2本塁打でチームを勝利に導いた。0―2の3回2死二、三塁から引っ張って右越えに逆転3ランを放つと、5回2死走者なしからは2打席連発となる中堅右へのソロ本塁打。全4打点を挙げる大活躍だ。

 「チームのみんなが初回にチャンスで回してくれたのに応えられなかった(2死二塁から二ゴロ)ので、次は(走者を)かえしてやると思っていました」

 2打席ともフォークを完璧に捉えた。1年秋の時点で、早くも高校通算20、21号。津田学園(三重)で今夏4番を務め、来年から社会人野球に進む兄の夏輝から夏に受けた「変化球のときに体が前にいっている」との助言が効いた。入学からすでに金属バットを8本、打撃練習で折っているという規格外のパワーを誇る。小坂将商監督をして「力はものすごいものを持っている。岡本(和真、現巨人)と比較するのも失礼かもしれないが、前川の方が飛距離はあるかもしれない」と言わしめるほどだ。右打者と左打者の違いはあれど“岡本2世”と呼ばれる日もそう遠くないだろう。「プロ野球選手になりたいと思って智弁学園を選んだ。(今年のドラフトでは)1位の石川さん(昂弥=東邦)が(高校通算)55本だったので、60本は打ちたい。石川さんの本塁打はやっぱり質が違う。自分も打ち方を気にしたい」と明確な目標を持ち、1年生らしからぬ落ち着いた雰囲気も兼ね備える。

 次戦26日の準々決勝は春に続き智弁和歌山との兄弟校対決が決まった。和歌山の4番も1年生の徳丸天晴。「同じ1年生として気にしながらやっています。今日の試合は今日の試合。チャンスで回ってくることが多いと思うので、しっかり決めたい」。未来のスター候補は2つのホームランボールを握りしめながら力強く前を見据えた。

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