引退信じられん…巨人・阿部、史上4人目40歳弾!千賀の初球撃ち10年ぶり感触 敗戦も切り替え

[ 2019年10月20日 05:30 ]

日本シリーズ2019第1戦   巨人2―7ソフトバンク ( 2019年10月19日    ヤフオD )

2回1死、先制ソロ本塁打を放つ阿部(撮影・尾崎 有希)
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 10年ぶりの感触も、試合後の巨人・阿部に笑顔はなかった。ベンチ裏から玄関につながる通路を、大挙した報道陣に囲まれながらゆっくりと歩いた。

 「今日のことは忘れてまた明日。先制点が取れたのは良かった」。現役引退の年。令和初の日本シリーズは、5番で先発出場した40歳の一発で幕を開けた。

 2回の第1打席。千賀の初球だった。152キロ直球を捉え、右中間に運ぶ先制ソロ。日本シリーズではMVPに輝いた09年に、日本ハム・武田久から打ったサヨナラアーチ以来だった。原監督も「初球を見事にね」と称えた。40代の本塁打は史上4人目というのも、阿部の凄さを物語る。

 110試合4番を打った17年オフ。トークイベントで「巨人は暗黒時代」と言い、チームの将来に危機感を感じていることを明かした。「僕におんぶにだっこでは駄目。“阿部さん代打でいって”くらいじゃないと」と若手の台頭を切望した。あれから2年。岡本はCSでMVPを獲得するなど、5年ぶりの優勝の原動力となった。

 この日のスタメン野手9人のうち、5人が初めて経験する大舞台だった。千賀に6回まで阿部の一発以外は無安打。7回まで3安打と抑え込まれたが、原監督は「仕切り直しというところ。誰だって日本シリーズの第1戦というのは少々硬くなる。糧として我々はつなげる」と言った。

 試合前のミーティング。指揮官はナインに「短期決戦と言われるが長丁場。一球、一イニング、一ゲームの積み重ね」と訴えかけた。7年ぶりの日本一へ、全員で手をつないで輪になった。短期決戦中、チームの伸びしろは十二分に期待できる。阿部は「先頭が塁に出るとか、みんなが心掛けていけばいいんじゃないのか」と言い、バスに乗り込んだ。(神田 佑)

 ○…40歳6カ月の阿部(巨)が今シリーズ1号。日本シリーズでは、03年ダイエー第7戦の広沢克実(神=41歳6カ月)に次ぐ歴代2位の年長本塁打で、40代アーチは史上4人目となった。また、日本シリーズでは09年日本ハム第5戦のサヨナラ弾以来10年ぶり4本目の本塁打。日本シリーズで10年ぶり以上の長期ブランク本塁打は、62、77年張本勲(東映→巨)の15年ぶりを筆頭に史上5人目。巨人のみの所属で10年ぶりとなると90、00年村田真一に次ぎ2人目だ。

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