ソフトB 6年連続CS&2位以上確定 逆転Vへ負けられない…工藤監督「1戦1戦全力で」

[ 2019年9月19日 22:42 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―3オリックス ( 2019年9月19日    ヤフオクD )

<ソ・オ>千賀と勝利のタッチをする工藤監督(撮影・中村達也)
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 逆転優勝へ勝ち続けるしかないソフトバンクが苦しい戦いを制して連敗を3でストップ。同点で迎えた8回、中村晃の右犠飛で勝ち越し点を挙げ、1点差で競り勝った。

 6年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出と2位以上を確定させ、「よく頑張ってくれました、みんながね」とナインを労った工藤監督。3―3の8回、1死からグラシアルが四球を選ぶと周東が代走へ。内川の中前打で一、三塁とチャンスを広げると、内川の代走で出た上林が二盗を決めて二、三塁とし、「来た球を打つ、それだけでした」という中村晃の右犠飛で周東が勝ち越しのホームを踏んだ。

 「(オリックス5番手の)増井くんはフォークがいいので、ゴロで、っていうところをうまく掬って外野までもっていったところはさすがだと思います」と中村晃を称えた指揮官。チャンスメークしたベテランの内川にも「いいバッティングをしてくれた」と称賛した。

 先発の千賀は3回に西村の打球を右膝に受けるアクシデントがありながらも続投。4回には4連続四球で2つの押し出しを与え、6回にはモヤに同点ソロを浴びてリードを守れなかったが、6回3失点と試合はつくった。「当たったところが気になっているな…というのはあったが、クイックだとそこまで負担がないということだったので、次もいってもらった」と工藤監督は振り返り、「そういう中で3点で抑えたのはよかったと思う」と評価した。

 首位西武は日本ハムに快勝、優勝へのマジックを「5」に減らした。残り7試合。2ゲーム差で追うソフトバンクは1つも負けられない戦いが続くが、「チームのために先頭に立って声を出していくしかない。最後、結果が分かるまであきらめずにファンの皆さんと一緒に勝ちにいきたい」と松田宣。工藤監督も「1戦1戦全力で戦っていきたい。バッターは次につなぐ気持ちをしっかり持って、明日以降戦っていきたい」と力を込めた。

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