楽天 逆転CSいけるぞ!3位ロッテに0.5差 藤田のVバスターに平石監督「あれはさすが」

[ 2019年9月19日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―2ソフトバンク ( 2019年9月18日    ヤフオクD )

<ソ・楽>6回無死一、二塁、意表をつくバスターで右前適時打を放った藤田(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 楽天・藤田が寝かせていたバットを、スッと立てた。同点の6回無死一、二塁。1ボールからの意表を突いたバスターだった。バントシフトで約5メートルの距離まで迫っていた一塁手・内川の足元で弾んだ打球は、右前に抜ける決勝打となった。

 「(バントかバスターか)どっちでもいいというサイン。その前の球でも結構な(シフトの)チャージだった。1ボールだったしファウルでもいいなと」

 CS進出へ、負けられない一戦を、小技でもぎ取った。ベテラン藤田の好判断の一打に続き、なおも一、三塁から渡辺佳のセーフティースクイズが犠打野選となるなど3点を勝ち越した。今季6試合で4勝(2敗)を許していた高橋礼を攻略。平石監督は「選手がよく決めてくれた。(藤田のバスター)あれはさすが」と称えた。

 これで試合がなかった3位ロッテに0・5ゲーム差。最後の直接対決となる19日の対戦に向け、藤田も「連戦の頭を獲れた。3位争いの直接対決にいい流れで戦える」と表情を引き締めた。

 首位・西武との5試合を含めて残り7試合。指揮官は「ガチガチになってもしょうがない。思い切ってぶつかっていきたい」と一丸で逆転CS切符を奪取する。 (春川 英樹)

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月19日のニュース