アストロズのコールが史上18人目の300奪三振 レンジャーズ戦で大台到達

[ 2019年9月19日 12:41 ]

シーズン300奪三振を達成したアストロズのコール(AP)
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 アストロズの右腕、ゲリット・コール投手(29)が18日に地元ヒューストンで行われたレンジャーズ戦の6回、レ軍の秋信守(37)を89マイル(143キロ)のチェンジアップで三振に仕留め、今季31試合目の登板で近代野球では史上18人目となるシーズン300奪三振を達成。198回1/3での大台到達は、2001年のランディー・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)の197回2/3に次ぐ、史上2番目のスピード記録となった。

 メジャーでのシーズン300奪三振は昨年のマックス・シャーザー(35=ナショナルズ、300)以来。シーズン最多記録は1973年にノーラン・ライアンがマークした383で、ライアンとジョンソンは300奪三振を6回達成している。

 コールの今季の奪三振数はこの日の10個を加えて302。レンジャーズ戦では8回を2失点に抑え今季18勝目(5敗)を挙げて14連勝。パイレーツ時代の2015年にマークした自身の最多勝利記録(19勝)にあと1と迫った。

 コールはUCLAから2011年のドラフト全体のトップ指名を受けてパイレーツ入り。2018年にアストロズに移籍した。通算成績は92勝52敗。フォーシームは154~161キロ、ツーシームは153~156キロ、スライダーは138~145キロ、チェンジアップは140~143キロ、カーブは126~132キロとすべての球種が“高速系”で、今季の三振奪取率は13・7に達していた。

 ア・リーグ西地区首位のアストロズは3―2でレンジャーズに競り勝って5連勝で100勝53敗。3季連続で勝利数を3ケタに乗せ、プレーオフ進出が確定した。地区優勝へのマジックは残り9試合で2。レンジャーズは5連敗で74勝59敗となった。

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