DeNA 12回山本サヨナラ打!今季セ最長4時間58分の死闘制す ヤクルトは星が連夜の黒星

[ 2019年8月28日 23:05 ]

セ・リーグ   DeNA7ー6ヤクルト ( 2019年8月28日    横浜 )

6回1死、ソロ本塁打を放つ梶谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 DeNAが、延長12回、今季セ・リーグ最長の4時間58分の激闘の末ヤクルトに7―6でサヨナラ勝ちした。

 1点を追う8回に神里の適時打で同点に追いつき、延長12回2死満塁から代打・山本が右前へサヨナラ打。今季7度目のサヨナラ勝ちを収めた。4番・ソトの単独トップ33号ソロ、代打で登場した梶谷にバースデー弾が飛び出すなど、残り22試合で逆転優勝を狙うチームが約5時間の競り合いを制した。

 先制しながらも苦しい展開となった。2回1死一、三塁の場面で、7番・神里が右前適時打を放ち1点を先制。さらに平良の犠打で2死二、三塁、9番・細川が左前適時打を放ち2点を追加。3-0とリードを広げた。

 さらに3回、4番・ソトがリーグ単独トップとなる33号ソロを放ち4-0に。打点もヤクルト村上に並ぶ86とした。

 だが、4回、5回にヤクルト・バレンティンに2打席連続本塁打を浴びるなど、先発・平良が崩れ逆転を許し4-5に。平良は5回6安打5失点で降板し、昨年9月から続く本拠地での連勝を7で止めた。

 逆転を許した直後の6回、この日31歳の誕生日を迎えた梶谷が代打で登場し、ヤクルト2番手・高梨の2球目をバックスクリーン右へ運んだ。梶谷は今季2軍生活が続き今月23日に1軍復帰したばかりだが、早くも今季2号。自らのバースデーも祝うソロで同点に追いついた。

 両者譲らぬ展開となったが、7回に一塁手・ロペスが悪送球と野選。2失策で1点を失った。だが8回1死一塁、代打・佐野が右前打を放ち1死一、三塁とし、迎えた7番・神里が2ストライクに追い込まれながら3球目を右前へ。この日2本目の適時打で再び同点に追いついた。

 6-6の延長10回1死、梶谷がライト線へ二塁打を放ち出塁。続く柴田が中飛に倒れるも、柴田の申告敬遠で一、二塁とサヨナラのチャンスを演出。だが8番・戸柱が空振り三振に倒れ、絶好機を生かせなかった。直後の11回守備、村上の飛球を二塁・石川が捕球できず無死二塁のピンチを招き犠飛で1死三塁と追い込まれるが、5番手・国吉が後続を連続空振り三振斬り。12回にも2死満塁のピンチを背負ったが、6番手・武藤が村上を二ゴロに仕留め、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 12回には2死満塁から最後の野手となった山本が代打で登場し、スライダーを捉え右前へ。今季7度目のサヨナラ勝ちを収めた。

 ヤクルトは4回、5回にバレンティンに2打席連続本塁打が飛び出すなど一気に逆転に成功。バレンティンはこの28号、29号でNPB通算284号となり、外国人選手としてはロッテで活躍したレロン・リーの283発を抜き歴代4位となった。4点差をひっくり返しその後も一進一退の攻防戦に持ち込んだが、8回に登板した梅野が同点に追いつかれ、前日敗戦投手の8番手・星がこの日も踏ん張れなかった。

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2019年8月28日のニュース