ヤクルト村上31号 清原に並ぶ10代最多タイ 「令和の怪童」記録ずくめの一発

[ 2019年8月28日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―5DeNA ( 2019年8月27日    横浜 )

2回2死、中越えソロを放つヤクルト・村上(撮影・郡司 修)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が27日、DeNA戦で2回にバックスクリーン左へ、31号ソロを放った。10代としては1986年清原和博(西武)の最多記録に並び、リーグトップの巨人・坂本勇人内野手(30)らに1本差とした。打点もリーグ単独トップに立ち、高卒2年目以内では53年中西太(西鉄)の86に肩を並べ、記録ずくめの一発となった。

 ニコリともしない。淡々と4つのベースを踏む19歳の姿からは、風格すら漂った。2回だ。村上は上茶谷の内角高めの145キロ直球を振り抜いた。グングンと伸びた打球は、バックスクリーン左のスタンドに飛び込んだ。

 「しっかりと押し込むことができた。本塁打になってくれたので良かった。追い込まれていたので、しっかり打てるようにと思っていた」

 22日の広島戦以来、4試合ぶりとなる31号先制ソロ。リーグトップの坂本勇、DeNA・ソトに1本差と迫った。そして西武・清原が新人だった86年に記録した10代最多本塁打に並んだ。

 遠くに飛ばすだけではない。チャンスでいかに走者を還せるか。ソトと並んでいた打点も86とし、単独トップに立った。西鉄・中西太が53年に記録した高卒2年目以内の最多記録に並んだ。

 19歳にとっては08年に引退した清原氏でさえも、テレビで何度か打撃の映像を見たことがあるという程度。現在86歳の中西氏の現役時代は当然知らない。それでも83、84年にヤクルトで打撃コーチ、監督代行を務めた大先輩は一年に数回、神宮を訪れる。「バットが下から出ないように」と打撃指導を受けたこともある。

 24日の阪神戦前にはグラウンドで中西氏と対面した。「“調子はどうだ?”とか。気に掛けてもらえるのはうれしい」と恐縮する。それでもチームは敗れた。中西氏が2年目に記録した36本塁打も視界に入り、本塁打&打点、新人王のタイトルも見えてくるが「結果は後からついてくる。残り23試合。何とかチームに貢献できるように。勝ちにこだわってやっていきたい」と表情を引き締めた。勝利のために――、「令和の怪童」が次なる一本を打つ。 (黒野 有仁)

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