「令和の怪童」ヤクルト・村上宗隆 “超一流”となるために必要なこと

[ 2019年8月28日 10:30 ]

2回2死、中越えソロを放つヤクルト・村上(撮影・郡司 修)
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 体はデカい。スイングスピードが速くて、パワーもある。ヤクルトの2年目・村上のことである。

 86年の清原和博がマークした31本塁打に並んだ。清原は高卒のプロ1年目。村上は2年目とあって、厳密に言えば同じものではないが、早生まれの村上にとっては「10代」という条件付きながら、大記録に並んだ。

 そんな「令和の怪童」にも、久々に神宮で会ったヤクルト・宮出打撃コーチは「まだまだ、やることは多い」と手放しで褒めることはしなかった。「2ストライクからの考え方とか。まだ、ブンブンと振っているだけ」と言った。

 19歳。31本塁打、86打点の数字を見れば、十分すぎるほどの成績といえる。一方で、規定打席到達打者の中でワーストとなる打率・235、12球団で断トツとなる157三振を見れば、やるべきことが、まだまだ取り組むべきことが多いのも納得できる。

 そんな中で、宮出コーチが放った言葉が刺さった。「一流選手というのは、技術だけじゃない。ただの技術屋では駄目。チームのために、何かを残せる選手にならないと超一流とは言えないと思うんですよ」。なるほどと思った。

 90~00年前半にはヤクルト黄金時代があった。データを駆使した「野村ID」が注目され、そんな無形の財産を引き継ぐ名選手が続々と誕生した。古田敦也、宮本慎也らは記録にも記憶にも残る選手だった。侍ジャパンの監督となった稲葉篤紀も、ヤクルトでプロ野球選手としての下地をつくった。一流ではない。19歳の村上には、超一流選手になってほしいとの期待がかけられている。(記者コラム・横市 勇)

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