【東尾修の目】佐々木の血マメ、破けてしまえば時間必要 ボールの違い原因か

[ 2019年8月28日 08:30 ]

26日の大学日本代表戦、初回のみで降板した佐々木はベンチで仲井コーチと手の確認をする(撮影・大塚 徹)
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 マメといっても程度によって投げられるかどうかは決まる。中に血が入っていたり、破けてしまっていたりなどすれば、時間がかかるかもしれない。要はマメの部分を硬くできれば投球できる。程度が軽いのであれば、今は対処法も充実しているし、投げられるのではないかと推察する。

 大会の使用球と普段使っているボールの違いも要因の大きな一つだろう。岩手大会から1カ月空き、久々に指先に力を入れて投球をした影響も考えられる。ただ、右手中指にマメができるのは、しっかりと下半身の力を伝えられている証拠。ツーシームなど球を動かすことが主流となっている中で、スピンの利いた球を投げるという点で、中指にマメができることは悪いことではない。

 あとは本人が投球時に気になるかどうか。マメの程度を見極め、個人の感覚とあわせて首脳陣は登板計画を立てる必要がある。 (本紙評論家)

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