広島モンティージャで10連勝へ 10日に支配下登録の154キロ左腕「楽しみ」

[ 2019年7月30日 05:30 ]

30日の巨人戦で初登板初先発するモンティージャ
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 9連勝中の広島は5ゲーム差で追う首位・巨人との敵地3連戦の初戦に10日に支配下選手登録したばかりのエマイリン・モンティージャ投手(23)を初登板初先発させる大胆な起用に打って出た。

 30日のデビュー戦に備えて29日早朝の新幹線で上京し、神宮室内での投手指名練習に合流。「楽しみ。丸と坂本(勇)しか知らないけど、巨人はいいチーム。5ゲーム差ということも知っている。勝ちたい」と意気込んだ。

 1メートル90、115キロの巨体から繰り出す直球は最速154キロ。クレート通訳によると、同じドミニカ共和国カープアカデミー出身のフランスアの来日時よりも球威があり、動くボールを低めに集めて打たせるスタイルだ。

 ウエスタン・リーグでは10試合で2勝3敗ながら防御率2・13と安定。ただ、これまで「一番多くて300人ぐらい」の前でしか投げた経験がなく、東京ドームを埋める4万人超観衆の前で平常心が保てるか。そんな不安の声を「大丈夫。捕手にだけ集中する。お客さんには集中しないから」と笑い飛ばした。

 勝てばシーズン2度目の2桁連勝。1976年の巨人、阪急以来43年ぶりの快挙で、逆転4連覇に弾みがつく。佐々岡投手コーチは「話を聞く限りメンタルは強そう。いけるところまでいってほしい」と秘密兵器にG倒を期待した。(江尾 卓也)

 ≪西川、自然体でG倒≫切り込み隊長の西川が自然体でG倒を誓った。30日に対戦する山口に対して今季4打数3安打、通算でも7打数4安打の好相性。「打っている印象はない。良くても悪くても、すぐに忘れるんで」。打てば球団新記録となる月間4本目の初回先頭打者弾についても「絶対無理」と首を横に振る。後半戦は打率・346と好調なだけに期待は大きく、「簡単には勝てない。(巨人は)強いから」という言葉に闘志がにじんでいた。

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2019年7月30日のニュース