【徳島】鳴門エース・西野「強い気持ちを持って」5試合計44イニング投げ抜き聖地導く

[ 2019年7月30日 18:09 ]

第101回全国高校野球選手権 徳島大会決勝   鳴門8―1富岡西 ( 2019年7月30日    鳴門オロナミンC )

<富岡西・鳴門>最後の打者を空振り三振に仕留め、ガッツポーズの鳴門・西野 (撮影・後藤 大輝)
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 鳴門がスキのない試合運びで富岡西を下し、2年連続13回目の出場を決めた。1―1の4回、1死からの3連打で満塁とし、9番・西野知輝投手(3年)の右前2点打で勝ち越し。西野は先発し、9回4安打1失点で11個の三振を奪うなど投打でチームを全国の舞台へと導いた。

 まさに鉄腕だ。前日の準決勝・徳島商戦では延長10回、153球を投げ切った。この日も要した球数は実に160。雨天中止の影響もあり、9日間で5試合の過密日程にも耐え抜き、全試合の計44イニングを投げ抜いた。「一人で投げ抜くという強い気持ちを持って大会に入った」。エースの自覚と誇りを胸に、マウンドを譲ることはなかった。

 ベンチ入り20選手のうち、9選手が昨夏の甲子園大会を経験。初戦で花咲徳栄(埼玉)に敗れはしたが、塩唐松、田口、浦、山崎、西野の5選手がスタメン出場している。主将の塩唐松(しおからまつ)宏将内野手(3年)は「去年は先輩のおかげで甲子園に行けた。今年は自分たちの力で、後輩を連れて行こうという話は(3年生で)よくしていた」と言う。ノーシードで臨んだ今大会は準々決勝で今春徳島大会覇者の徳島北、準決勝で夏23回の出場を誇る古豪・徳島商、決勝で今春選抜大会出場の富岡西とシード校を次々と撃破。底力で頂点へと駆け上がった。

 森脇稔監督(58)は「西野が大会に入ってから成長した。制球力が良かった」とエースを優勝の要因に挙げた。全国49代表校で最後に手にした聖地への切符。絶対エースを先頭に、進撃の準備は整った。

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