新天地でも思い切り腕を振る「ロッテ・石崎」

[ 2019年7月30日 09:30 ]

ロッテにトレード移籍した石崎
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 7月上旬に阪神から交換トレードでロッテに移籍した石崎剛投手(28)は思いもしていなかったシーズン途中での移籍が決まった時をこう振り返る。

 「えっ、トレード!?」

 知らせを聞いたのは4日朝。鳴尾浜球場での練習へ向かう予定だった。最初は気持ちが落ち着かなかったが、鳴尾浜に到着すると中日から阪神への移籍を経験した新井2軍打撃コーチから思いをくんだ激励の言葉をかけてもらい、「決まったからにはロッテで結果を出して、恩返しするしかない」と徐々に気持ちも冷静になったという。荷物整理をしていると後輩の尾仲にも言葉をかけられた。

 「石崎さん、トレード、本当ですか?」

 17年オフにDeNAから移籍してきた尾仲とは遠征先でも、プライベートでも時間を共にすることが多かった。今度は尾仲と逆の立場になり、名残惜しさもあったようだ。

 取材する立場でも同じ気持ちがあった。担当1年目の昨夏、炎天下で取材中に「何か飲む?」と言っては自販機で飲み物を買ってくれた。時には「体調には気をつけろよ」と汗だくで取材していることを気にかけてくれる優しさがよみがえってきた。

 それでも、ずっと寂しいとは言ってられない。虎戦士として最後の練習日には「交流戦もあるし、逆にチャンスをもらった訳だからロッテで頑張るよ」と気持ちを新たに活躍を誓った。ファームの投手陣からは急きょ送別会を開いてもらうなど最後まで猛虎ナインに慕われた右腕。移籍から3週間後の26日には新天地で新たなスタートを切った。そこには今までと変わらず、思いきり腕を振る「ロッテ・石崎」のたくましい姿があった。(記者コラム・長谷川 凡記)

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