巨人・原監督 通算1000勝で異例のお立ち台「もう申し訳ないですね」と恐縮 17年前「4連敗から…」

[ 2019年7月30日 21:53 ]

セ・リーグ   巨人8―5広島 ( 2019年7月30日    東京D )

<巨・広>監督通算1000勝を達成した原監督(中央)はナインと共にバンザイ!!(撮影・西川祐介)
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 巨人の原辰徳監督(61)が30日の広島戦(東京D)で史上13人目、巨人では川上哲治監督(1066勝)、長嶋茂雄監督(1034勝)に次いで3人目となる監督通算1000勝をマークした。

 9連勝の快進撃で敵地に乗り込んできた3位・広島に先発野手全員の14安打で8得点。リーグ4連覇を諦めていない王者の猛追をかわし、8―5で勝ち切っての1000勝目だった。

 試合後は通常のヒーローインタビューではなく、原監督がお立ち台へ。大歓声に包まれながら祝福を受けると「私がこういうところにね、立つっていう…。もう申し訳ないですね」としきりに恐縮した指揮官。

 「もう本当に皆さんのおかげでね。選手のおかげで。2002年、自分が就任して4連敗からスタートして。1勝目というのは非常に強く覚えております。その後はですね、もう朝になれば“きょうどうやって勝つか”夜になれば“あしたどうやって勝つか”もうその積み重ねでですね。まあ、この数字に来たと。今現在もね、自分の中で“きょうは終わった”と。“あしたまたどうやって勝とう”と。もうそのことしかないんですね。ひとつ言えるのは、もうファンの皆さま、そして選手の皆さん、私の周りにいてくれたスタッフ、応援してくれた皆さんのおかげでこんにちまで来れたと。そのことに関しては感謝申し上げます。どうもありがとうございます!」と一気に言い切った。

 巨人では川上、長嶋両元監督に続く3人目ということには「いやもう、自分の中でまったく意識がないもんですから。何と答えていいか分かりませんが、もう“あしたまた勝つ”と。“どうすれば勝てるんだ”と。もうそのことだけに集中したいという風に思います」とし、次に目指すのは長嶋監督の1034勝ですか?という問いかけには「おこがましい話でですね。私が目的をここで言うならば、あしたへの勝利!と。もうそれしかありません」と語気を強めた原監督。

 最後は「チーム本当に一丸となってですね、勝利!というものを目的に戦っております。きょうも素晴らしい戦いをしてくれました。もちろん、あす以降もですね、戦ってくれると思います。私自身も選手たちに負けないよう、足を引っ張らないよう、頑張っていきたいと思います。ファンの皆さま、よろしくお願いします!」と5年ぶりのリーグ優勝に盛り上がるスタンドのファンへ力強い宣言で久々のお立ち台を締めくくった。

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2019年7月30日のニュース