【広島】広島商15年ぶり23度目V 不祥事乗り越え全国切符つかんだ

[ 2019年7月30日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 広島大会決勝   広島商10―7尾道 ( 2019年7月29日    マツダ )

<尾道・広島商>15年ぶり23度目の夏の甲子園出場を決めた広島商ナイン
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 伝統と革新の融合で広島商が躍動した。2試合連続の2桁得点となる10点の猛攻での逃げ切り。伝統だった「堅守の広島商」は、攻撃力を武器に15年ぶりに聖地に戻る。

 2点リードの3回、一挙8得点で主導権を握った。試合中にガッツポーズはなく、勝利の瞬間もマウンド上に集まらずに整列したのは、伝統校ならでは。それでも、表彰式が一段落すると、荒谷忠勝監督は一塁ベンチの隅で号泣し「生き生きできるようにと思っていたが、それ以上に選手たちが応えてくれました」と話した。

 昨春に不祥事が発覚。同年8月に副部長から監督に就任すると、自主性を重んじた練習法から一転、猛練習を課した。主将の真鍋は「目標は1日1000スイング。毎日800以上は振りました」。伝統の高い守備力に加えて、指揮官は「堅守柔攻」を掲げた。エンドランなど豊かな攻撃パターンを蓄え初回に3盗塁など伝統の機動力も健在だ。

 同校出身で元広島の達川光男氏が大会直前には週に複数回指導するなどOBも動いた。過去3元号でも出場した古豪が令和の時代に復活へ。円陣の中心で指揮官は、「ここからがスタートやぞ」と涙を流してナインに訴えた。 (河合 洋介)

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